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100年素材 / 琥珀のコードバン


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100年素材 | 「琥珀のコードバン」


私の経験では、コードバンのビスポークシューズというのはヨーロッパではあまりポピュラーとは云えないように思います、やはりエレガントなタウンシューズが主流だからでしょうか、

コードバンの靴は、エレガントというよりは、確かにドレスダウンした印象を残します、しかしこれは魔力を秘めた素材ではあります、


「琥珀のコードバン」



ご存知のように、カーフとコードバンは全く「別物」です、コードバンは、繊維が縦に綿密に「単層構造」になっているため、永年の愛用でもヒビが入らず、しなやかさを保ち、傷つきにくく、そして、そのしっとりした表情は磨きこむにつれ美しい古色をみせはじめます、つまり、履けば履くほど美しさが増す、靴好きにとっては有難い(?)素材なのです、


そして好事家たちが、コードバンを愛する最大の理由は、エイジングするほどに深みを見せるこの「革の表情」でしょう、これはボックスカーフなど他の革にはない唯一無二の愛おしさを持っています、これを何と表現すれば良いのか、、、



旅が多かった私も、それに魅せられたひとりです、5~6足を誂え、一時は日中はコードバンのみを履くという「試み」をしたことさえあります、ただ、真夏には向きません、良いコードバンは肉厚で、一種の保温効果があります、

そして、この農耕馬の臀部のみでつくられるコードバンは、アメリカと日本にしかそのタンナーは存在しません、


「琥珀のコードバン」




このコードバンも他の素材同様、やはり近年は、なかなか質の良いものが見当たらなくなりました、
そこで、私は、さんざ調査した結果、日本で自分の理想のコードバンを作ってもらうことにしました、日本のタンナーは潜在的に優秀です、これを放っておく手はありません、


ただ、やはり時間がかかりました、ただでさえコードバンのなめしには、手早くできるクローム仕上げは適わず、何ヶ月も要する昔ながらのタンニンでなめすしか方法がありません、加えて私の強い拘りがあります、

とくに、私の好みは「ウイスキー コードバン」と呼ばれる独特の色合いのものです、その理想の色合いと質を探り、一年ががりでなめされたこのウイスキーコードバンは質感と云い申し分のないものに仕上がりました、


「琥珀のコードバン」




タフな性格から、硬いと思いがちなコードバンですが、実は柔らかく、しっとりした質感を持っています、ですから、この素材こそピッタリとフィットした美しいビスポークに仕上げるべきだと思っています、

好みでしょうが、この素材に既成のオブリックはかわいそうな気がします、



*他に、定番色の黒とチョコレートブラウンも揃えています、












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by bespokerikughi | 2008-11-07 20:19 | 2. 「琥珀のコードバン」