カテゴリ:6.Side Elastic( 1 )

Style | CLASSIC Side Elastic


bespoke classic
六義RIKUGHI
Classic Bespoke Shoes | Style




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bespoke classic
六義RIKUGHI
STYLE | Classic Side Elastic



実は私は「サイドエラステイック」を持っていない、いや、正確にいえば、サイドに細く切り込みを入れゴムを張って、なおかつモンクストラップをつけた自分でデザインした靴は何足か仕立てて愛用しているが、クラシックな「サイドエラステイック」そのものは今まで注文したことがない、


確かに何度も靴屋からは、勧められたことがある、
特に、若い頃付き合いのあった靴屋は、当時、ローファしか頼まなかった私をつかまえて、とくとくと極めてクラシックな「サイドエラステイック」を、靴紐を結ぶ必要がないのは同様で、「まともな」ドレスシューズが手に入ると納得させようとした、


ただ、私は不良だったので、不良には「不良のスタイルがあるサ」となおさら頑なにローファに拘って、結局、注文はしなかった、けれど、親父さんが店を閉めると云いだしたとき、慌てて、黒いフルブローグの半ブーツをオーダーした、私だって律儀なところはある、ラストは新たに削られ、そのブーツは店を閉めたあと数ヶ月してから私の手元に届いた、


しかし、そのブーツを実際に履いたのは数回で、やはりローファを履きなれた身にはフィッテイングもいまひとつなように思えた、だから、親父さんが丹精込めて仕立てたその美しいブーツは主人が旅に明け暮れている間、寂しく靴棚で留守番をすることが多かった、


靴なんてそんなものだ、


そんなものだが、親父さんのことと、若い当時を一番思い出すのは、そのブーツで、そこから繋がって、何故か、造りもしなかった、あのクラシックな「サイドエラステイック」を時折想い出す、



「Classic Side Elastic」




大久保は、親父さんが手にしていた「あの日の」サイドエラステイックのように、極めてクラシックに仕立てている、
ウイングのカーブの深さも、古式なパーフォレーションに合わせて変えてある、トウシェイプは、シャープなチゼルだが、単純なスクエアトウではなく、表情のあるアーモンドを組み合わせてある、


こうして見ると、なかなか男っぽくて良いじゃないか、一足ぐらい頑固にならずに頼んでおけば良かった、忠告に従っていれば、私の人生も少し変わったものになっていたのだろうか、









「BESPOKE SHOES 六義」
中央区銀座一丁目21番9号
phone 03-3563-7556 e-mail bespoke@rikughi.co.jp(appointment required 完全予約制)

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by bespokerikughi | 2009-06-25 13:34 | 6.Side Elastic