Style | CLASSIC but twisted、、 「Saddle Shoes」


bespoke classic
六義RIKUGHI
Classic Bespoke Shoes | Style



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GoldenClassic




Art&ClassiC

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bespoke classic
六義RIKUGHI
STYLE | Classic but twisted 、、
「六義Saddle 」
designed by Ryuichi Hanakawa copyright 2005-2010 all rights reserved



これも、05年にアトリエをスタートさせるときにデザインした「Twisted Classic」シリーズのひとつです、
クラシックですが少しヒネった「サドルシューズ」です、


「六義Saddle 」



六義のアトリエオープンまでの準備には約2年余りの歳月をかけています、そして、この準備期間の主な作業というのは「靴づくり」に他ありません、つまり、私を「クライアント」と見たてて仕立てだけでなく、フィッテイングの在り方、トライアルシューズのつくりなど、「靴をつくる」ことを模索し続けていたわけです、

白状すれば、実は私は、私自身が納得する靴が出来上がればアトリエとしてオープンしようと思っていました、いまアトリエに並ぶ「ビスポークサンプル」の多くはこの時に仕立てた靴です、それらは「私の足」に即しています、


私はそれまでに様々なアトリエで靴を注文していて、やはりそれ以上のものでないと満足できなくなっていましたし、その経験から出た不満もありました、


それを言葉で伝えても意味はありません、実際に大久保に靴をつくってもらいながら「日本人特有の小さな踵へのフィット」、良い靴としてのフィッテイングの在り方、私好みの「アーモンドトウ」などを実作業で具体化することにしました、

このやり方は良かったと思っています、靴の仕立てだけでなくアトリエチームの結束や道具の開発など実作業の細かなことや、知識レベルの均一化などを洗いだせたのは現実的でした、
 

この作業を通して大久保の嘘のつけない性格はラストメーカーに適していると再認識しましたが、意外にパターンづくりが上手く、ゴツイ身体に似合わない美意識があることを発見しました、独自に古の靴を探っていて、そのプロポーションの好みやパーフォレーションの研究など本当に靴が好きなんだなあと思いました、

多分、アトリエに並ぶフルブローグやオクスフォードは私が知っている限りではクラシックな本物だと云う事が出来ます、


大久保の意外な理解力に期待して、クラシックシューズとともに、クラシックだけれどエレガントに少しヒネったダンデイスタイルの靴もいくつかデザインしてみました、

これは、私が個々のスーツに合わせて様々なアトリエで試したり、いつかつくろうと暖めていたものです、
黒のオックスフォードは永遠のものですが、人生それだけでは愉しくありません、
意外にスーツや「装い」に合った靴を選んでいる人は少なく、それがピッタリと合えば「装い」は次元を越えてアートになり永遠性を持ちます、


この「サドルシューズ」は、そうした想いから生まれたものです、



多分、大久保との付き合いのなかで、この「準備期間」は私にとって思い出深いものになると思います、大久保も今は忙しくて昔のことなど思い出すヒマもないでしょうが、いつか懐かしく思い出してくれることでしょう、



「六義Saddle 」



サドルシューズはコレスポンデントシューズと並んで味わいのあるコンビネーションシューズですが、 タウンで履くには少しカジュアルな雰囲気が残ります、

これは、タウンスーツにもエレガントに合わせられる「サドルシューズ」があれば、コーデイネイトの愉しみの幅も増えるのになあという想いからデザインしたものです、



アトリエのスタート以来、幾度か取材でも取り上げられ、実は密かにご愛用者が増え続けているモデルでもあります、例えば煤竹色のデイアスキンにチョコレートブラウンのボックスカーフにしてしまえば汎用性の高いタウンシューズにもなりえます、

写真のモデルは、30年代のエレガントさを匂わせるトープベージュのクラシックギャバジンに合わせることを想定して、「シャモア」(30年代にタウン用の手袋として用いられた「セーム革」の黄色味を帯びたベージュ色)とブラウンのリザードのコンビネーションで仕立てられてたものです、

大久保は少し掠れた味をだして革を手染めし、それに合わせてシューレースも染め上げています、



実は銀座の六義のアトリエに「ビスポークサンプル」として並ぶ靴たちは、それぞれに合わせる「装い」を想定してスタイリングされています、


靴はそれ単体で存在するものではありません、「装い」にエレガントに寄り添ってこそ、その味わいと美しい仕立てが生きるものです、

そして「装い」ごとにいかにエレガントな靴をスタイリングするかはとても愉しい「作業」です、
自分なりに凝っていて、しかもクラシックでやり過ぎにならないエレガンスを出すにはやはり少しは「コツ」がいりますが、様々な素材、様々なデイテイールはこの世には貴方が思っている以上にあります、

とくに、この「サドルシューズ」のようなコンビネーションシューズは、リザードやクロコダイル、エレファントなどエキゾチックスキンを使ってみるのに、まとまり易く、チャレンジし易いモデルではないかと思います、




実は、この「サドルシューズ」、私もダブルブレステッドのトープ色のクラシックスーツに合わせて愛用しています、



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「六義」
中央区銀座一丁目21番9号
phone 03-3563-7556 e-mail bespoke@rikughi.co.jp(appointment required 完全予約制)

無断転載、画像の無断複写を禁じます。
copyright 2010 Ryuichi Hanakawa & Rikughi CO.,Ltd.

# by bespokerikughi | 2009-12-31 13:50 | 7.六義Saddle