Style | CLASSIC FULL BROGUE with Almond Toe




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bespoke classic
六義RIKUGHI
STYLE | CLASSIC Full Brogue with Almond Toe



完璧なフルブローグが欲しかった、
それも、文句がつけられないほど「クラシック」な本物が、、

フルブローグは「イングリッシュ ドレープ」のクラシックスーツに似ている、
似た「ような」ものはあるけれど、本質のある本物は見つけ難い、

経験から云うと、地球上に存在し難くなりつつあるのかもしれない、何故ならば、時代とともに「美意識」みたいなものが、フニャフニャし始めたからだ、「あれでも良い」、「これも良いかも」と言う風に、堅牢で少し頑ななはずの美意識が崩れていく、しかし、本物は硬く結晶した気概に固執して、それに忠実でなければ生み出せないような気がする、


古そのままのパーフォレーション、ウイングの美しいバランス、それぞれの部分で穴の大きさ変える拘り、当然シームレスの踵、、、表情豊かに立体的で、そしてスッキリと美しく伸びるラスト、、、

そして、これも、いやこれこそ、単調なラウンドではなく表情のあるアーモンドトウが望ましい、

そして、クラシックシューズを追い求めていくと、どうしてもラストに突き当たる、フィッテイングだけでなく、ラストの美しい「クラシックな在り方」というのが、いまや消えようとしている、

私が理想とするのは、1930年代の英国の少し細身のラストで、こればかりは、他の都市のものは「違う」と思う、それを、随分、探し求めたが、結局そんなものは今、残っているはずもなかった、



夢に描くものは、ともすれば自分の「理想」を映し、実際には現実として存在していなかったり、事実を示されて失望と焦燥を覚えたりもする、



しかし、私はどこかで見た覚えがあるのだ、、、たしかに私の抱いているイメージそのものも、実際とは違うのかもしれない、当時のラストメーカーによっても違うはずだ、それでも、私の理想のクラシックラストは、夢のなかで美しいラインを結ぶ、結局、それは自分たちで果てのない試行錯誤を繰り返さなければならなかった、










「BESPOKE SHOES 六義」
中央区銀座一丁目21番9号
phone 03-3563-7556 e-mail bespoke@rikughi.co.jp(appointment required 完全予約制)

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copyright 2009 Ryuichi Hanakawa & RikughiCO.,Ltd.

by bespokerikughi | 2009-05-28 10:38 | 2.Full Brogue
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