Style |「 CLASSIC Correspondent Shoes」


bespoke classic
六義RIKUGHI
Classic Bespoke Shoes |「贅沢なクラシック」


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bespoke classic
六義RIKUGHI
STYLE
「Classic Correspondent Shoes with swan neck 」
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大久保との2年余りの「準備期間」で、私が最も大きなテーマにしていたのが「本物のクラシックシューズ」をつくるということです、

私は、どうしても「本物」のクラシックシューズがつくれるアトリエが欲しかった、

この「本物」という「言葉」のなかには、私個人の想いみたいなものがいっぱい詰まっていて、もう少しはっきり云うと単にクラシックというだけではなく「贅沢な」クラシックといえばより近いものになるかも知れません、

クラシックシューズと云われるなかにも、古の豊かな生活を伝える良く仕立てられた「贅沢な」ものと、それに近いもの、或いはそうでないものがあるように思います、「デザイン」としては同じフルブローグであっても「違う」のです、これは、或る程度の靴好きな方なら頷いてもらえるものと期待します、


私は様々なところで靴を注文しましたが、当時のヨーロッパでもそう云うモノはなかなか見つかりませんでした、靴屋だけでなく私はヨーロッパ中の「服飾美術館」、「靴博物館」、アンテイークマーケットをさ迷い歩いたものです、

祖父が残したもう百年を経る往時のマクスウエルやカポビアンコ、ベルリンの靴のいくつかは私の想いに近いものでしたが、もしかしたら私の望むものは想像の上に理想を結晶させていて、現実には存在しないものではないかと思い始めてもいました、




「贅沢なクラシック」




大久保と出会って、私がこの「理想」を実体化しようと思うのは自然の流れと頷いてもらえると思います、


昔に比べれば「注文靴」を愉しむ方が増えたとはいえ、「既製靴」が主流の日本の現状でこの「理想」というのがどこまで届いていくのかには正直に云って大久保も私も不安でした、

我々は常に研究し続けているようなアトリエをつくりたいと思っていたのです、


極めて私見ですが「既製靴」中心の日本には靴の「正しい情報」が意外に少なく、誤りは論外としても変に細部に偏って誤解を招きがちなものも多いように思います、つまり「既製靴」を主に履いてこられた方に正確な知識をもって「注文靴」の世界へと正しく導く「良質なガイド」(この「ガイドブック」のようなものについては、アトリエの「世代交代」を果たしでもしたら、いつか自分なりのものを著わしたいとも思っています、)というのが見当たらない、


「既製靴」と「注文靴」は別物です、「良い既製靴とは?」、或いは「良い注文靴とは?」という論点は成り立つとしても、「既製靴」と「注文靴」を同じ次元で比較することにはあまり意味がないと思います、
(多分、ここが「誤解と混乱」の生じるひとつめの原因だと思います、制作過程が違うのですから考えてみれば当然のことですが、「既製靴」しか履いたことのない方にとっては、そうは云っても実感できないところであり、また注文靴への「期待」と「不安」が混じり合ってもいて、「納得させて欲しい」ところではないでしょうか、)




「贅沢なクラシック」











「六義」
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by bespokerikughi | 2010-01-16 05:18
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